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ウィリアム・モリスの生地について

「近代デザインの父」と呼ばれたウィリアム・モリスのデザインのカーテン生地が、プリントと織物の2種類あるのを、皆さんはご存知でしょうか?

モリスのデザインはイギリスのサンダーソン社が商標登録していて、生地や壁紙が作られています。
天然素材の生地にプリントや刺繍がされ、できています。
その生地を輸入・販売しているのが、マナトレーディングさんです。

さらにもう1社、川島織物セルコンさんが、サンダーソン社のライセンスのもと、そのデザインを織物として再現し、『MORRIS DESIGN STUDIO』のブランド名で発売しています。

同じ柄でも見た目や手触り等が異なると、違った印象になるから不思議です。
好みやお手入れ方法を考えて、どちらか決めて頂けます。

 

写真は2種類のデザイン生地を、プリント → 織物 の順に引きとアップの写真を載せています。

■ハニーサックル
モリスの次女によるデザインで力強く成長するスイカズラを優しいイメージで表現した柄

 

 

■ウィローボウ
モリスの家の近くのテムズ川の土手の柳からアイデアを得て作られた柄で、柳の枝の流れと細長い柳の葉で全面が埋め尽くされています。

 

ウィリアム・モリスについて

William Morris(1834-1896) ウィリアム・モリス

英国の思想家、詩人であり近代デザイン史上に大きな影響を与えたウィリアム・モリスがロンドン郊外の裕福なブルジョア家庭に生まれたのは、今から160余年前のことでした。
幼い頃より中世のロマンスの世界に憧れ、自然に囲まれた大邸宅で過ごす中で、のびやかで牧歌的な感性が養われていきます。
やがて聖職者を志してオックスフォ-ド大学に進みますが、当時の新進社会評論家ラスキンの著書に感銘を受け、ラファエル前派の芸術家(バ-ン・ジョ-ンズ、ロセッティら)と出会い、建築・美術・文学の世界にのめり込んでいきます。
彼が新婚生活を送るために建てた「レッドハウス」は、設計から家具、壁紙、カ-ペット、タペストリ-に至るまでモリスと友人達の手によるもので、“世界で最も美しい家”と呼ばれました。これを機に仲間と共に、“芸術と仕事、そして日常生活の統合”という理念を掲げたモリス商会を設立します。
1880年代には、モリス商会と同じ理想を持つ工房やアトリエが多く生まれ、1888年に開かれた美術工芸協会の展覧会の名をとって、彼らの運動を「ア-ツ・アンド・クラフツ運動」と呼ぶようになりました。
モリスの活動の中でも、ひときわ充実しているのが自然の樹木や草花などをモチ-フにしたテキスタイルデザインです。
このモリスのデザインは一世紀以上を経た今日でも少しも新鮮さを失わず、世界中で根強いファンに愛され続けています。

(マナトレーディング HPより引用)

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